転職活動2025


はじめに

2025年に人生二度目の転職活動をしました。業務と並行しての転職活動はなかなか大変でした。が、学びも多い期間だったので記録としてブログに残します。こんなことやったよーっていう日記として読んでもらえればと。

なんで辞めるの?

端的にいうと環境を変えたかったからです。SIerから離れて事業会社で働きたいなあという思いが自分の中でずっとあって、ついにそれを実行した次第です。

また、現職の環境がコンフォートゾーンになってきていることに少し危機感を抱いていました。仕事内容や人間関係に不満はなく、弊社はとても居心地の良い空間だったのですが、その居心地の良さをリスクに感じているところがありました。居心地の良いところに安住していると自分の成長が鈍化していくような感覚。なので、コンフォートゾーンからラーニングゾーンに一歩踏み出してみようかなと。

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引用元:https://kodomo-manabi-labo.net/comfort-zone

応募前にしたこと

ここからは転職活動中の具体的な動き方の話になります。応募前にやったことは以下になります。

  • 自己分析
    • 1にも2にも自己分析!まずは己を知るところから始めましょう。
    • おま、なんで会社辞めんのよ?
    • おま、次の会社でやりたいこと何よ?
    • おま、何が得意なのよ?
    • この辺りを言語化していく
  • 企業研究
    • 行きたい企業がある程度決まっていればこの時点から実施する
    • HP、インタビュー記事、カジュアル面談などで情報をGET
    • 上場企業であれば決算資料を見て財務状況をチェック。株価を見るのも一つの手。
  • 職務経歴書

利用した媒体

Linkedinで知り合ったリクルーターさんとやりとりすることがほとんどでした。Linkedinでは「今自分は積極的に職を探している」ということをリクルーターアカウントに知らせる設定があります。(この設定は求職者アカウントからは不可視であり、リクルーターアカウントからしか閲覧できない。そのため転職活動中であることが同僚にバレる心配なし。)

https://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/a507508?lang=ja

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プロフィール上部の「仕事の機会に関心あり」の鉛筆アイコンをクリック未設定の場合は「興味のある項目」をクリック

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この設定をONにしプロフィールに英語で経歴をしっかり書いておけば、日々たくさんのDMがリクルーターさんからやってきます。本当にたくさんDMが来ます。DMを返したor面談を実施したリクルーターさんの数は10名以上で、そこから継続して深くやり取りをしたのは2名でした。ITエンジニアの転職市場はまだまだ売り手市場だなあと感じましたね。

企業探し

リクルーターさんから紹介してもらった企業をひたすら受けるスタイルでした。(リクルーターさんを通さず直接応募で選考に進んだ企業も少しだけありましたが)

コーディング試験対策

コーディング試験対策にはLeetCodeを使いました。なお有料プランは使わず、無料プランでできる問題にのみ取り組みました。

LeetCodeではEasy, Medium, Hardの3段階の難易度が設定されています。自分の志望する企業においてはEasy〜Mediumレベルを解くことができれば十分だったので、Hard以外の問題を中心にやりました。

Leet Codeには大量のProblemsがあるのでどれから手をつけるか迷いますが、自分は「LeetCode 75」というページから取り組みました。

https://leetcode.com/studyplan/leetcode-75/

LeetCode 75では「Two Pointers(尺取り法)」「DFS(深さ優先探索)」「Binary Tree(二分木)」などのカテゴリごとに問題が分かれて表示されます。学びたいカテゴリを選択的に解くことができるので、私はずっとここをやってました。学んだカテゴリは以下の通りです。

  • Binary Search - 二分探索
  • Binary Search Tree(BST) - 二分木
  • Cumulative Sum - 累積和
  • DFS - 深さ優先探索
  • DP - 動的計画法
  • GCD - 最大公約数
  • LinkedList
  • Longest Common Prefix
  • Sliding Window
  • Two Pointers - 尺取り法

最終的には43問解いてました。

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実際の選考ではコーディング試験が3回とライブコーディングが1回あり、LeetCodeをやっていたおかげでスムーズに解くことができました。

面接対策

続いて面接対策です。模擬面接などは実施せず、よく聞かれそうな質問を想定してあらかじめ回答を準備しておくことで対策しました。想定外の質問は基本アドリブです。

行動面接

XXな状況でどう行動したか?その結果どうなったか?といった過去の行動に関する質問の対策です。想定質問としては以下のような質問を考えてました。

  • 相手と自分で意見の対立が起きた場合、どう振舞いますか?
  • 苦手な性格・タイプの人とどう接しますか?
  • 今まで一番技術的に成果を上げた経験を教えてください
  • など・・・

技術面接

こちらは行動面接とは違って純粋に技術スタックに関する質問の対策です。

  • VMとコンテナの違いを説明してください
  • RDBとNoSQLの違いを説明してください
  • JavaのGCについて解説してください
  • など・・・

上記のような質問に即答できるように自分の脳内を整理し、Qiitaの記事として公開しました。知識の整理をする際はやはりブログ執筆が有効ですね。

読んだ本

更なる技術面接対策として、技術書を何冊か読みました。

マスタリングTCP/IP

転職するしないに関係なく、いつかは読もうとずっと思っていた本です。ブラウザのアドレスバーにURLを入力してEnterを押下してからページが表示されるまでに何が起きるか?を説明できるようになるために読みました。知ってる内容も意外と多く、スラスラ読めました。

Clean Architecture

こちらもマスタリングTCP/IPと同じで、転職するしないに関係なくいつか読もうとずっと思っていた本です。転職活動中にJavaを扱うポジションをいくつか受けていたので、改めてオブジェクト指向を学び直すために買いました。名著と呼ばれるだけのことはあって、とても面白い内容でした。オブジェクト指向とはなんぞやというところの解像度が上がりました。

System Design Interview

企業によっては「システムデザインインタビュー」というものがあるらしい、と聞いてひとまずこの本を買いました。

システムデザインインタビューとは、とあるプロダクトを作りたい架空の企業を想定し要件定義・設計の部分をどう作り上げていくかを考えるものです。例えば、「FacebookのようなSNSサービスを作りたい。」というお題を与えられ、DAUは何人?DBレコード数の想定は?トラフィック数の予想は?サーバー台数は?TS?Go?Python?などなど、詳細な要件をこちらから詰めていくような形式です。

結果論として私の転職活動の中でシステムデザインインタビューが実施されることはなかったんですが、、、読み物としてこの本は普通に面白かったです。

また、この本は日本語訳版があるのですが、翻訳があまりよろしくないというレビューが多かったので思い切って原著の英語版を買いました。平易な英語で書かれているので、高校レベルの英語力があれば全然読めるかなという印象でした。

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス

技術書ではないですがこちらも読みました。エージェントさんと面接対策をしていく中で「ちょっと回答の視座が低いかも」とご指摘いただくことがありました。マネージャ層が何を考えているのかを知るためにこの本を買いました。チームリーダー・テックリード・EM・CTOなどのそれぞれのロールによってどういったことが求められるのかが章単位で記載されており、読みやすい構成になっていました。

Web API: The Good Parts

API設計・開発を行うポジションに応募したときに、REST APIの復習として買いました。正直、知ってる内容が8割近くを占めていたのであまり学びはなかったのですが、逆に「自分はAPIに関しては知識がある方だな」という気づきと自信を得られました。

戦績

応募総数:9社

最終面接まで到達:2社

内定:1社

所要期間:3ヶ月

とある事業会社1社から内定を頂くことができました!前回の転職活動は約1ヶ月で終わったのでそれに比べるとだいぶ時間をかけたなあという印象です。他のエンジニアの皆さんが転職活動にどれだけの期間を費やしているのかは分かりませんが、なるべく短期決戦で走り切ったほうが楽だなと自分は思います。応募企業の志望度の高低にかかわらず選考中は「受かるかな・・・ダメかな・・・」というドキドキ感が常に心の片隅にあり、この状態が長期間続くのは中々メンタルに来ました。(第一志望企業なら尚更)

雑感

面接対策をしていく中で自分の中でふわっとしていた過去の経験がはっきりと言語化されていく感覚がありました。「あ、それ昔やったことあるんだよなー・・・どうだっけな・・・」から「はい、XXに関してはYYがZZで・・・」といった感じで、過去の経験をズバッと回答できるようになりました。

また、アウトプットの話はどの企業にもウケがいいという気付きもありました。2024年の1年間でブログ37本・外部登壇8件を行ったことをアピールすると、面接官の食い付きはかなり良く、一次面接は大体このネタで突破できた気がします。転職後もアウトプットの習慣は継続したいなあと思いました。

そして、短期間で書籍をたくさん読みましたが、名著と呼ばれる書籍はやはり一読の価値があります。例えばClean Architectureを買うときに「結構古い本だしネット上に書評も多く書かれてそうだから、今更買う意味はないかな…🤔」と悩む瞬間がありましたが、ネット上の書評を見るのと実際に読んでみるのとでは理解度が全然違いますね。(当たり前)

まとめ

ということで、これからは念願の事業会社で働きます!

現職でお世話になった方々、改めてありがとうございました!